R5年度 医療的ケア児の災害の備えに関する研修会を開催しました
2023年11月7日(火)に「医療的ケア児の災害への備え」―自助で整えること、行政で整えること―を、テーマに災害対策について、現地参加、オンラインのハイブリット形式で研修会を行いました。医療的ケア児の当事者ご家族をはじめ、相談支援、自治体、訪問看護ステーションより49名の参加がありました。
センター長の沢登医師より、県内の医療的ケア児の現状や個別避難計画について、センターの小児科医である中村医師より、医療的ケア児の自助について講演を行いました。中村医師からは、電源を必要とする医療的ケアの備えについて、また大規模災害を経験した他県の事例を元に、医療的ケア児を支援する体制や支援者としてすべきことについて話がされました。
その後、グループワークが行われ、それぞれの立場でやっている事、しようと考えている事などが共有されました。各自治体の取り組みや医療的ケア児を取り巻く現状について意見があがり、また当事者ご家族からは「避難所の中の確認をしておきたい」「公助として電源確保をお願いしたい」との意見があがりました。
今回の研修をきっかけに、医療的ケア児の災害対策が一歩でも前進できるようセンターとしても引き続き取り組んで参りたいと思います。